センターブログ

ゆめおすセンター長のひとこと:小6女児の自殺未遂報道を受けて

今月18日、長崎市内の小学校6年生の女子生徒が自殺を図り、現在も重症で入院中という報道がありました。一命を取りとめて、笑顔が戻られることをお祈りしております。


教育委員会の記者会見では、女子生徒が小学校5年生の時に「靴を隠される」などのイジメを受けたこと、今月初めに修学旅行で行動を共にする班でのもめごとがあったこと、そして今月7日に自ら命を断とうとしたことが伝えられました。イジメのあるなしや、その内容云々に関わらず、まだ幼さの残っているであろう子どもが、自ら死を選ぶくらい追いつめられた思いになったことは事実です。


子どもが不登校になったとき、「まさかわが子が・・・」とか、「なぜあの子が…」と思われる方が多くいらっしゃいます。子どもの自殺についても同じような思いを抱く親や周りの大人は少なくないでしょう。子どもの中には、親や周りの大人に心配や迷惑をかけたくないあまり元気に明るく振る舞う子もいます。そういう子は悩みを隠しますし、ちょっと元気がなくなったことを気に掛けられたときも「大丈夫」と答えたりします。

でも、子どもが「大丈夫」と答えたから「大丈夫」だとは限りません。前記したように、心配をかけたくないと思って(もしくは、追求されたくないと思って)「大丈夫」と答える子もいます。そんな、「本当は大丈夫じゃない子」が追いつめられてどうしようもなくなったときに、その子は苦しさから逃れる行動に走ります。周りの大人からすると突然のようですが、子どもの小さな心では、耐えに耐えた結果なのでしょう。

 

もし、お子さんにちょっと気になる様子が見られたら、軽く捉えずにご相談ください。
大人にとっては「それくらい大丈夫よね」と思えることでも、人生経験の少ない子どもにとっては耐え難いことかもしれません。お子さんのちょっと気になる行動を、親だけで受け止めず、ゆめおすスタッフと一緒に考えてみることで、子どもが抱える苦しみが垣間見えたり、他者からの視点による新たな気付きがあるかもしれません。
その結果、子どもの心が軽くなることもあるでしょう。

 

お子さんの笑顔、曇っていませんか?

2013年7月26日 posted by kodomo

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